手掌多汗症とは [手汗]
手掌多汗症とは多汗症の一つです。
多汗症の特長は
- 常時汗をかき、少しの緊張で大量の汗が噴出る。
- 運動しているわけでも暑いわけでもないのに汗が止まらない。
- 他の人と比較して汗の量が多く、服がびっしょり濡れるほどの汗が出る。
これら汗の異常です。
この多汗症の中でも特に手のひらに汗をかく症状が強い人を手掌多汗症といいます。
手掌多汗症は、手のひらに症状があらわれるため顔のように目立たず、頭や脇、足のように臭いの原因にもならないので軽視されがちな面があります。
ただの手汗と思われがちですが当人にとっては大変つらい症状です。
手掌多汗症には症状のレベルが1~3まであり、比較的軽く一日中掌がじんわりと湿っている程度のレベル1から滴り落ちるほど大量の汗が噴出るレベル3まで分けられています。
軽度のレベル1でも握手をすることに恐怖感をおぼえ、恋人とも手をつなげないと悩む人が多いです。レベル3ともなると仕事の重要書類を汗で濡らしてしまう、破いてしまうというように社会生活に重大な支障をきたすことも少なくないです。
手掌多汗症は、症状が酷い場合には職種が限られるなど、人並みの暮らしが送れなくなる辛い病気なのです。
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